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2008年11月に通販で買ったポーターのウォレット。もう11年持っていたことになります。気に入って買ったのですが、日常使いにはできませんでした。なぜか執着のあるこいつをなんとか処分したい、とある実験をしました。

使わなくなった理由を考える


カジュアルなこのウォレットは、スイミングプールに行くときに持っていったり、アウトドア活動をするときに持っていったりと、折々に使ってはいましたが、次第に使わなくなりました。

開けるときに「ベリベリ」という音がする


ベルクロテープ(ベリベリのテープ)の開閉なので、音がちょっと耳障りで大げさなんです。マグネットタイプの開閉ならよかったのに。アウトドアでは逆にこのベルクロ仕様がしっかりと閉じてくれるので安心だったのですが。

交通系ICカードが入らない構造


ファスナーポケットが背面についているので、そこに交通系ICカードを入れて使えるかも、と試してみました。が、ポケットが小さすぎて出し入れが大変でした。

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このウォレットを買った11年前には、ICカードで改札を通るなんて考えてもいなかったし、財布にそんな機能を求めることもありませんでしたから、仕方ないですね。

けっこう厚みがある


このウォレットはフタをすると2センチくらいの厚みが出ます。

ミニマリストの影響を受けて、財布も薄くてコンパクト、かさばらないほうがいいな、と思い始めているので、この2センチの厚みがつらくなってきました。

こんなふうに「もう少しこうだったら」 という不満がずっとあって、気に入ってはいるけれど、使いにくい、という状況がずーっと続いていました。

使っていない・それでも処分できなかった


「使っていない」のです。それなのになかなか処分できませんでした。まだ使えるモノであること。それなりにお金を出したこと(当時4500円くらいでした)が、処分できなかった理由です。

本当に捨ててもいいのか。捨てたあとで後悔しないか。自分の気持を確かめるために「捨てたことにしてみる」実験をしてみました。

「仮に」捨ててみる実験


ウォレットを一旦、紙封筒に入れ、その紙封筒をゴミ袋に入れ、2・3日捨てずにそのままにしてみました。「仮に」捨てて、やっぱりとっておく、と思ったらゴミ袋から回収するつもりでした。

で、結果。ウォレットをゴミ袋から回収することはなく、そのまま処分しました。後悔はありません。それどころか、本当にスッキリ、晴れ晴れしています(笑)。

振り返れば11年間ずっと、机の引き出しにこのウォレットは存在していました。引き出しのあちらこちらに移動しながら、ずっとそこにいました。

ウォレットを見るたび「使わないとなあ」「捨てるのはもったいないし」「売ろうかな」「古い品だし」などとあれこれ考え、また引き出しにしまう、ということの繰り返しでした。

それが、引き出しから消えました。永遠に(笑)。その瞬間、本当に「スッキリしたー」と思えましたね。もうこのウォレットのことで悩まなくていいんだ、と空が晴れたような感じでした(笑)。

ミニマリストとゼロ志向


小さなウォレットですが、「ない」と「ある」の違い、この「1」と「0」の違いの大きさにびっくりしました。ミニマリストはこの「ゼロ」に魅せられた人たちなのかもしれません(笑)。

私はこの数年間の「断捨離」を通じて、10のモノを5にし、3にしてきました。あるものは1まで減らすことができました。それを「0」にすることがこれからの課題かな、と思っています。
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