「奈良県民手帳」購入。「県民手帳」は意外なベストセラーだそうです。中身を見てみます。
来年の手帳・出遅れ購入
例年なら10月終わりには決定しているはずの「来年の手帳」。今年はすっかり出遅れてしまいました。
今年使っている「F.O.B COOP・ミニダイアリーノートA6・マンスリー」、安いし、来年もこれでいいや、と思っていたのに、昨年買った文具売り場にはありませんでした。
もう100円ショップのでいいや、と半ば投げやりになっていたところ、ふと立ち寄った本屋さんの手帳コーナーで「奈良県民手帳」が平積みになっているのを発見。
数年前にサブ手帳として1度買ったことがあるのですが、ほとんど使いませんでした。が、今年は「買っといたほうがいいな」と思い購入。500円(税込み)でした。
「県民手帳」とは
私も数年前初めて書店で見てその存在を知りました。私は奈良県民なので地元の手帳を買いましたが、ネットでは他県の手帳も購入できるし、その都道府県独自の特徴があっておもしろそうです。
一番発行部数が多いのは「長野県」だそうで、5万部前後売り上げるらしく、かなりの人気みたいです。2020年版は表紙がオレンジのとグリーンの2種類あり、イラストも多く楽しそうでした。
ちなみに奈良県民手帳の表紙は「黒」と「臙脂」(えんじ)。いかにも奈良。堅実というか地味ですねー。
編集・発行は「奈良県統計協会」。都道府県とその統計協会が発行するそうです。県の人口や面積、産業、その他さまざまな統計データが記載されています。
表紙。地味ー。
見慣れた奈良県の地図ですが、市町村を正確には…知らないかも。
すぐに年間のカレンダーページが来ます。
マンスリーページは見開き2ページ。カレンダー式ではありません。ちょっと「カタイ」印象。
せんとくんが迎えてくれます。
メインのウィークリーページ。104ページあります。
右端に赤い「晴れマーク」や「くもりマーク」「傘マーク」が5つ並んでいます。これは過去5年間のその日のお天気を示しています。さすが統計協会。気象データも盛り込んでますね。
奈良県の12月31日は晴れの確率は80%でした。元日は60%晴れ、あとは曇りと雪です。「特異日」と言われる11月3日「文化の日」は、やはり過去5年間「晴れ」でした。おもしろいな。
13ページほどのメモのあと、手帳の残り40%を占める「資料」部分が98ページ続きます。
県民手帳を買った最大の理由
官公庁・相談窓口情報がある
私が「今年は買っといたほうがいい」とまで思ったのはこの「官公庁」のページがあるからです。市町村役所の住所・電話番号、県や国の出先機関の電話番号、各種相談窓口の連絡先番号などが記載されています。
さらに災害情報のページもあります。奈良県でもここ数年、毎年のように大雨の被害があり、河川があふれたり、道路が閉鎖されたりしています。災害時、どう行動したらいいのか、どこへ連絡を取ればいいのか、あらためて知っておく必要があると思ったからです。
救急医療施設の一覧もあります。
奈良県内の郵便番号一覧。
相談窓口一覧。
ウェブ情報はなし・アナログ情報のみ
ウェブサイトのアドレスなどはまったく記載されていません。住所と電話、あくまでアナログな紙情報です。
これらの情報はインターネットでも手に入るものですが、手帳として持っておき、ネットがなくてもいつでも見ることができる、という安心感は大きいです。
その他の資料ページがおもしろい
こちらはイベント情報。奈良県内の社寺仏閣の年中行事や、施設のイベント。いわゆる「お出かけ情報・お出かけスポット」ですね。
季節の花の名所情報もあります。見頃がいつかすぐにわかるので、見逃しなし。
その他、県内産業データや市町村のデータも細かな数値で記載されています。日常生活で見たり聞いたりしていることを、あらためて数値で見るのも面白いですね。
今日のすゝめ
ふらりと買った「奈良県民手帳」、意外な面白さがあります。1年間通勤バッグに入れて楽しみたいと思います。 皆さんは自分の都道府県の鳥、知っていますか?県民手帳に載っていますよ。