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photo by Chris RubberDragon

綿の掛ふとんが3枚あります。3枚ともほぼ使っていない状態。処分する、という方向に動いているのですが、「もったいない」という気持ちがあり、迷っています。迷いを吹っ切るために、綿ふとんの手入れや保管、さらにふとんの寿命についてもチェックしてみました。

綿ふとんの寿命


結論からいうと、綿のふとんの寿命は約10年、だそうです。綿(わた)の繊維の経年劣化が主な原因で、10年を目安に買い替えたほうが快適、とのことでした。

綿の弾力性やふんわり感、保温性も繊維の劣化とともに低下します。掛ふとんで5年、敷ふとんで3年が心地よく使える目安のようです。

綿ふとんをメンテナンスによって再生させる「打ち直し」


使用によって硬くなったふとんの中綿をほぐし、ふんわりさせ、新しい綿を入れたりしてメンテナンスすることを「打ち直し」と言います。

母や祖母も昔は「打ち直し」をしていました。30年くらい前まではまだ商店街にふとん屋さんがありましたから、そこの職人さんに依頼していました。

その打ち直しもせいぜい2回、とありました。5年ごとに2回打ち直しするとして、よく持ったな、というふとんでも最長15年でしょうか。

打ち直しをせず、ずっと使っているふとんは10年をめどに買い換えたほうがよい、とありました。まあこれは販売する側からのアドバイスですから、買う側としてはもっと長く使いたいわけですが…

うちの綿ふとんはどれも20年経過しています。使っていないにしてもとうに寿命はきているわけです。

が、実際にはまだまだ使えると思うんですよね。そんなに硬くなっていないし、まだふんわり感もあります。

どうにも判断がつかず、置いておく理由と処分する理由をリストアップして考えてみました。

木綿の掛ふとんを置いておく理由

  • まだ使える
  • もったいない
  • 姪っ子たちがお泊りしたときに使うかも

処分する理由

  • 厚くて上げ下ろしなど扱いが面倒
  • 今は使っていない
  • カバーをかけたりするとき、ふとんが厚くて重く面倒
  • 場所を取る
  • 綿ぼこりが気になる(繊維の劣化)

結局、いつもの【断捨離】の分岐点に立つことになりました。まだ使えるし、もったいない。が、使っていないモノ。ああ、もうモノって面倒くさいです(笑)。

このまま置いておくか、処分するか。迷いに迷って、またあちこちのサイトを調べてみました。

重すぎる掛けふとんのマイナス点が浮上


あるふとん専門店のサイトで、木綿の重い掛ふとんは不向き、という記事に行き当たりました。敷ふとんとしては快適な木綿ふとんですが、掛ふとんの場合、重すぎるふとんは体を圧迫して血流が悪くなる可能性がある、という記事でした。

押し入れから掛ふとんの1枚を出してきて、自分で実際にかぶってみました。特別重くは感じなかったのですが、羽毛布団に比べると重さはあります。

使う人それぞれで重さの具合も感じ方も違うと思いますし、人によっては重いふとんのほうが包まれている安心感があって好きだ、という人もいますから判断はむずかしいですね。

ただ、木綿の掛けふとんで寝ると、寝返りがうちにくい、というのは確かにありました。私にはドイツで生まれ育った姪が2人います。彼女たちはずっと軽いふとんで過ごしてきたため、日本の綿の掛けふとんを「重い・苦しい」と文句タラタラでしたから。

私自身、数年前、肩の炎症に悩まされていたときのことを思い出しました。当時はすでに軽い羽毛の掛ふとんを使っていたのですが、炎症の痛みで寝返りが打ちにくく、羽毛布団でさえ鉄のように重く感じていました。

将来、腰痛が出たり、肩が痛くなったりしたとき、重い木綿のふとんは到底無理だなと気付かされました。

大腿骨を骨折し手術した母も、今は木綿の掛ふとんは使わず、羽毛布団を使っています。軽く、扱いが楽なことが第一のようです。

木綿ふとんをこの家に持ち込んだ母自身が使っていないのだから、子供の私がこれらのふとんを取っておく理由はないな、と思い至りました。

今日の成果


ふとんは「打ち直し」をしたりメンテナンスすることによって、ずっと使っていくものだと思っていました。が、ふとんにも寿命がある、ということを知って処分にはずみがつきました。

掛ふとん3枚、どうやら処分できそうです。

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参考にしたサイト:

⇒心斎橋 西川 綿ふとんについて
⇒眠りを知る店 ふとんのヨネタ 敷布団・掛布団の選び方と特長
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