BlogPaint

2年ほど前から指摘されていた右下奥歯のグラつき。10日ほど前から、水を飲んでも激痛が走るようになり、臨時で歯科医受診。ついに「抜歯」となりました。トホホ…

歯を支えている骨がとける・歯周病のこわさ


この10年間、1年に1回は歯科を受診し、歯石を取ってもらったりとチェックは受けていました。が、2年前、口内ヘルペスで受診した別の歯科で「歯周病」を指摘されてしまいました。

全体に歯ぐきの腫れ、出血があり、さらに歯周病がすすんだ右下奥歯部分は、歯を支えている顎の骨がとけてしまってぐらついている、という状態でした。

20170813_badgum

少し様子を見ながら、歯磨きをしっかり頑張りましょう、と言われ、歯科衛生士による歯磨きの指導など、3ヶ月に1度の定期チェックを受けてきました。

おかげで歯ぐきの腫れや出血はほとんどなくなり、改善してきたのですが、問題の右下奥歯のグラつきは改善しませんでした。土台の骨がないのですから、改善のしようもなく、よくて現状維持、悪くて抜歯、というギリギリの状態でした。

いずれ抜かなければなりませんね、と言われていたのだけど、口腔ケアを頑張ります、となんとか抜歯を逃れてきました。

が、ここ1ヶ月ほど不調が続き、先月末定期チェックを受けたときに「抜歯」を念頭に置いて私の主治医と連絡を取る、と言われていました。(私には持病があって、薬も服用しています。)

なので抜歯に関しては半分覚悟していたのですが、まだ2ヶ月先のことだ、と思っていました。

が、8月に入って、急激に症状が悪化。水を飲んでも沁みて激痛が走るようになってしまいました。

抜歯への道のり・痛み止めが効かない


私の歯の痛みの原因は「神経痛」でした。歯周病で歯ぐきが傷み、さらに歯を支える骨がとけてしまったことで、歯ぐきが下がってしまい、歯の根本が露出してしまいます。その露出した部分から入った冷たい水が沁みて神経を刺激し、痛むのです。まさに激痛。

BlogPaint

たまに痛むくらいなら耐えられたと思うのですが、抗生剤を飲んでも痛み止めを飲んでも治りませんでした。痛みが絶えずあって、ついに「これは日常生活に支障をきたすレベル」だと観念し、歯科に予約を入れたのです。ほぼ、抜歯を覚悟していました。

治療法1・歯の表面に薬剤を塗ってしみるのをブロック


先生は私の主治医に手紙を書いて、抜歯の影響や体調などの問い合わせをしてくださっていたのですが、返事がまだ来ていませんでした。

とりあえずの応急処置として、歯の表面に薬を塗り、おおってしまうことで水がしみたりするのをブロックする方法を試しました。が、結局効果は長続きしないとのこと。

治療法2・神経を切除する


次に考えられるのは歯の神経を切除して、痛みを感じないようにしてしまうことでした。この方法だと処置をしたあと、何度か続けて受診する必要があります。

時間が取れず、通うのはちょっとむずかしいです、と言うと、先生は「うーん」と考え込み、続いて「抜きますか」とポロリとおっしゃいました。

治療法3・抜歯へ


「抜歯に関してはまだ主治医の先生からの返事が来ていないのですが、緊急で必要だからということでいいでしょう」と飄々とした感じでおっしゃいます。

私の体調、服用している薬、ステロイドは服用していないこと、骨粗鬆症治療薬の服用もないこと、などを確認した上での判断でした。

「わかりました。抜いてください」私もついに覚悟を決めました。

私は20年前に親知らずを2ヶ所、抜歯したことがあります。抜歯の痛みとその後の腫れ・痛みは経験ずみで、「いやだなあ」と怖れていましたが、今回の抜歯はあっけないものでした。

歯ぐきに麻酔を3ヶ所ほど注射されると、もう何も感じません。先生が「ペンチ」で歯を持ったな、という感覚はわかりました。「少し我慢してくださいねー」という声がしたのでぐっと身構えたのですが、いっこうに痛みは感じません。

「はい、終わりました」という先生の声にびっくりして「えっもう?」ともらしてしまったくらい、早かったです。速攻(笑)。痛みはまったくありませんでした。

もともとグラついて、支えている骨もないくらいの歯だったので、草を抜くくらいの簡単さでした。その後の縫合もなし。出血もすぐにおさまりました。実にあっけなく、私の歯は取り除かれたのです。

抜かれてトレイに置かれた自分の歯。見ると、本当に汚かったです。歯そのものは傷んでいないのですが、その周りに歯石がこびりついていて、黒くなっていました。

20170813_badteeth
「自分の歯ながら本当に汚いです」と認めざるを得ませんでした。歯石が、歯ぐきのはるか下まで食い込んでいました。歯ぐきの上に出ているところ、見えているところはきれいなのですが、歯ぐきで隠れた深い部分に黒い歯石が塊になって付着していたのです。

その歯を見て思いました。「こりゃダメだ」と。いけるうちは自分の歯でいきたい、と抜歯にはずっと抵抗があったのですが、その時ようやく納得できたように思います。

抜歯・その後


抜歯は夕食前でした。食事は普通に食べていい、とのことでしたが、抜歯後の凹みに食べ物が入るのをさけたかったので、カロリーメイトゼリーを夕食代わりにしました。翌朝もゼリーですませました。

抜歯後の感染や炎症を防ぐために、抗生剤・消炎鎮痛剤を3日間服用しました。抗生剤のうがいも3日間使いました。(普段服用している別の病院の薬はお休みしました。)

頬の上から押さえると歯ぐきが少し腫れているのがわかり、痛みはありましたが、ひどくはなりませんでした。

1週間以上経過した現在、抜歯後の凹みが少し小さくなってきています。水がしみたり、痛んだりということがなくなって本当に楽になりました。別の病院の薬も再開です。次の歯科受診は9月の終わり頃です。

グラついていた歯が自分にとってかなりのストレスだったのだな、と今実感しています。これからも口腔ケアをなおざりにせず、残った歯を大事にしていかなくては。80歳で20本、自分の歯を維持できるように頑張ります。


20170813_goodteeth_oldwoman

一度も歯磨き指導を受けたことがない、という方は歯科衛生士さんに自分の歯磨きをチェックしてもらうことをぜひおすすめします。正しい歯磨き方法を身につけることは財産だと言ってもいいくらい。歯を1本失った私の実感です。
*読んだよってクリックしてね
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ミニマリスト志望へ
にほんブログ村