20170312_showerchair1

介護用のシャワーチェアを買いました。入浴時に使う高さのある椅子です。こういう介護用の椅子を「シャワーチェア」と言うこともはじめて知りました。選んだポイントは4つでした。

母の入浴時の動作や運動機能を考える


骨折する前は普通の、高さ20センチほどのお風呂用の椅子に腰かけて体を洗い、やや深めの浴槽に浸かっていました。もちろん介助なし、すべて1人です。

それが大腿骨骨折というアクシデントに見舞われ、手術。以降、低い椅子に座ったり、しゃがんだり、という動作・態勢ができなくなりました。

運動機能からすれば、これらの動作を禁止されているわけではありません。ただ、しゃがんだ姿勢から立ち上がったり、低い椅子に座って立ち上がったり、という「立ち上がり」の動きに時間がかかるようになりました。まだ術後の痛みもあります。


病院での入浴


病院での入浴は週2回。それ以外は毎日の清拭(せいしき・体を拭いて清潔を保つこと)です。

入浴時はバスタブに浸かることは避け、シャワーによる入浴です。シャワー用の車椅子があり、それで病室まで迎えに来てもらいます。脱衣後は、車椅子のままシャワー室に入り、シャワーを浴びます。

病院内はバリアフリーなので、車椅子での移動にもまったく支障はありません。

↓こんな感じ (画像はアマゾン・楽天にリンクしています)


退院後・自宅での入浴


家ではとにかく風呂場まで自力で歩いてもらい、そこでシャワー用の、高さのある椅子に座ってもらうことにしました。

当分は湯船につかることはせず、シャワーのみです。

必ず私が一緒にいて、介助をします。立ち上がるときにバランスをくずしたり、急に痛みが出てふらついたりという「転倒のリスク」が大きくなっているからです。


母のシャワーチェア選びのポイント4つ



  1. 椅子の高さが調整できるもの(たいていの椅子は調節可能)。
  2. 立ち上がるときのための肘掛けがあること。
  3. しっかりとした作りで、ぐらついたりすべったりしないもの。
  4. ワンタッチで折りたたみができる。

立ち上がる時には、肘掛けを持ち、椅子全体に体重をかけることになるので、揺れのない、母の体格からすれば少し大きいくらいの、がっしりした作りのものを選びました。

20170312_showerchair2

このシャワーチェアは折りたたみがワンタッチでできます。これは母のためではなく、介助する私が少しでも楽をしたいと思って選びました。

20170312_showerchair4

ウチの浴室は引き戸ではなくドア式なので、出入り口がとても狭いです。洗い場も広いとは言えません。

そこに椅子を持ち込み、たたんだりひろげたりするのに、少しでも手間がかからないようにしたかったのです。浴室外での持ち運びにも楽そうですし。

20170312_showerchair3
(折りたたまれ、待機中のシャワーチェア。隙間にピッタリとおさまりました)

オレンジのクッションは取り外しができます。クッションはカビやすいので、しっかりと水分を拭き取って陰干しするようにアドバイスをもらいました。

オレンジを選んだのは少しでも明るい色がいいと思ったからです。母は黄色が好きなので黄色を探したのですがありませんでした。 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

バタバタしながら、外泊のための最低限の受け入れ態勢を整えました。
  1. ベッド
  2. ポータブルトイレ
  3. シャワーチェア

43日ぶりの我が家。母も待ち遠しいようです。
*読んだよってクリックしてね
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ミニマリスト志望へ
にほんブログ村