母の骨折・手術から2週間と少し経ちました。主治医と家族のカンファレンスがあり、術後の経過やリハビリの進行具合、これからの見通しなどについて説明やアドバイスを受けました。最大のポイントは生活環境を和式から洋式にすることです。
リハビリが順調で母が頑張ってくれたら、1ヶ月後には杖をついて歩けるようになる。
ドクターの説明にほっとした私と弟でした。
1ヶ月後自宅に帰り、生活を再開するために家族が準備すべきことについていくつか助言をいただきました。
最大のポイントは生活洋式を和式から洋式に変えることです。
和式、と聞いて1番に思い浮かぶのは和式トイレだと思います。
「しゃがむ」スタイルのこのトイレは母のような骨折を経験した高齢者には非常にリスクの高いものである、と説明されました。
問題は筋力です。骨折のため運動不足となり、筋力が落ちています。しゃがんだ姿勢から立ち上がるための筋力が十分でなく、体を支えきれずに後ろ向きに倒れてしまうケースが多いとのことでした。
同様に、「畳に座布団」の和式の座るスタイルも立ち上がる時に転倒してしまう場合があること、骨折した脚をかばって不安定になることのリスクを説明されました。
さらに「畳に布団」の就寝スタイルについても、寝ている姿勢から身を起こし、さらに立ち上がる、という一連の動作がスムースにいかずに、よろけたり、転倒したりする危険性が大きいとのこと。
ドクターは「生活全般を和式から洋式に変えるのが1番です」とおっしゃいました。
母は長らく膝関節の変型があり、正座するのは無理になっていて、食卓も椅子ですし、仏壇におまいりするときにも椅子に座っていました。なので椅子に座る生活には慣れています。この点はすでにクリアしていると言えるでしょう。
問題はトイレとベッドです。
ウチにはトイレが2つあります。1階のは和式。2階が洋式です。
母は普段1階にいるので和式を使っています。が、やはり大のほうは座ってするほうが楽なので、2階に上がってきたりしています。
骨折・手術した母には日常の階段の昇り降りが難しいものになりました。なので2階の洋式トイレまで移動するのは問題外、となってしまいました。
母が生活全般を1階でこなせるように、和式トイレを洋式にリフォームすることが必須となりました。これが第1の課題。第2の課題はベッドです。
母は2階で寝ています。普段は1階で生活、寝る時に2階に上がってきます。自室に布団を敷いてあります。
母の部屋には押し入れがないので、毎日の布団の上げ下げはせず、万年床です。が、きちんとベッドメイクはしていますし、天気のいい日には布団を干して清潔を心がけています。
ドクターからは「必ずベッドの導入を」と言われています。
やはり「畳に布団」で寝起きするよりも、ベッドでの寝起きのほうがずっと負担が少ないです。ベッドで身を起こし、体を反転させれば座っている状態ですから、立ち上がるのも楽ですし。
唯一の心配はベッドからの転落ですが、柵をつけたり、壁に寄せたりしてしのぎたいと思います。介護用ベッドを借りることができればベストです。
さらに階段の昇り降りを避けるために、今まで2階だった母の寝室を1階に移す必要があります。
1階にはまだまだ不用品があり、断捨離しきれずに保留しているモノの一時置き場になっています。これをスッキリと始末してしまうことも課題の1つなのです。
トイレの改修にしても介護ベッドを借りるにしても、介護保険を利用できれば補助金が降ります。手すりの設置に対する補助もありますし、ポータブルトイレを借りることもできます。
母もその他のさまざまな介護サービスを受けることができます。
母が帰宅するまでの1ヶ月の間、書類を整えたり、面談をしたりと、認定を受けるために動く必要があり、さらに忙しくなりそうです。
母は今までわりと元気に過ごしてきました。私もいずれは介護が必要になるし、トイレのリフォームも考えなくてはなあ、と思っていました。それがこんなかたちで急に来るとは思っていませんでしたが。
手すりをつけたり、トイレや風呂場を高齢者向けにリフォームしたり。「いずれは」と思っている家庭も多いと思います。私に言えるのは「いずれは」ではなく、「今すぐ」やったほうがいい、ということです。
予算を組んで、業者を探して…。お金も時間もかかりますが、コトが起こってから慌ただしく整えるよりは、しっかり計画し検討できますし、安心できます。
「転ばぬ先の杖」ってこのことなんだなあ、と病院を往復しながらかみしめています。
ドクターの説明にほっとした私と弟でした。
1ヶ月後自宅に帰り、生活を再開するために家族が準備すべきことについていくつか助言をいただきました。
最大のポイントは生活洋式を和式から洋式に変えることです。
高齢の骨折経験者が和式生活をするデメリット
和式、と聞いて1番に思い浮かぶのは和式トイレだと思います。
「しゃがむ」スタイルのこのトイレは母のような骨折を経験した高齢者には非常にリスクの高いものである、と説明されました。
問題は筋力です。骨折のため運動不足となり、筋力が落ちています。しゃがんだ姿勢から立ち上がるための筋力が十分でなく、体を支えきれずに後ろ向きに倒れてしまうケースが多いとのことでした。
同様に、「畳に座布団」の和式の座るスタイルも立ち上がる時に転倒してしまう場合があること、骨折した脚をかばって不安定になることのリスクを説明されました。
さらに「畳に布団」の就寝スタイルについても、寝ている姿勢から身を起こし、さらに立ち上がる、という一連の動作がスムースにいかずに、よろけたり、転倒したりする危険性が大きいとのこと。
ドクターは「生活全般を和式から洋式に変えるのが1番です」とおっしゃいました。
洋式生活の導入
母は長らく膝関節の変型があり、正座するのは無理になっていて、食卓も椅子ですし、仏壇におまいりするときにも椅子に座っていました。なので椅子に座る生活には慣れています。この点はすでにクリアしていると言えるでしょう。
問題はトイレとベッドです。
ウチのトイレ事情
ウチにはトイレが2つあります。1階のは和式。2階が洋式です。
母は普段1階にいるので和式を使っています。が、やはり大のほうは座ってするほうが楽なので、2階に上がってきたりしています。
1階の和式トイレを洋式にリフォームする必要
骨折・手術した母には日常の階段の昇り降りが難しいものになりました。なので2階の洋式トイレまで移動するのは問題外、となってしまいました。
母が生活全般を1階でこなせるように、和式トイレを洋式にリフォームすることが必須となりました。これが第1の課題。第2の課題はベッドです。
ウチの寝室事情
母は2階で寝ています。普段は1階で生活、寝る時に2階に上がってきます。自室に布団を敷いてあります。
母の部屋には押し入れがないので、毎日の布団の上げ下げはせず、万年床です。が、きちんとベッドメイクはしていますし、天気のいい日には布団を干して清潔を心がけています。
ベッドの導入
ドクターからは「必ずベッドの導入を」と言われています。
やはり「畳に布団」で寝起きするよりも、ベッドでの寝起きのほうがずっと負担が少ないです。ベッドで身を起こし、体を反転させれば座っている状態ですから、立ち上がるのも楽ですし。
唯一の心配はベッドからの転落ですが、柵をつけたり、壁に寄せたりしてしのぎたいと思います。介護用ベッドを借りることができればベストです。
さらに階段の昇り降りを避けるために、今まで2階だった母の寝室を1階に移す必要があります。
1階にはまだまだ不用品があり、断捨離しきれずに保留しているモノの一時置き場になっています。これをスッキリと始末してしまうことも課題の1つなのです。
介護保険を利用するための申請
トイレの改修にしても介護ベッドを借りるにしても、介護保険を利用できれば補助金が降ります。手すりの設置に対する補助もありますし、ポータブルトイレを借りることもできます。
母もその他のさまざまな介護サービスを受けることができます。
母が帰宅するまでの1ヶ月の間、書類を整えたり、面談をしたりと、認定を受けるために動く必要があり、さらに忙しくなりそうです。
高齢者のいる家庭にすすめること
母は今までわりと元気に過ごしてきました。私もいずれは介護が必要になるし、トイレのリフォームも考えなくてはなあ、と思っていました。それがこんなかたちで急に来るとは思っていませんでしたが。
手すりをつけたり、トイレや風呂場を高齢者向けにリフォームしたり。「いずれは」と思っている家庭も多いと思います。私に言えるのは「いずれは」ではなく、「今すぐ」やったほうがいい、ということです。
予算を組んで、業者を探して…。お金も時間もかかりますが、コトが起こってから慌ただしく整えるよりは、しっかり計画し検討できますし、安心できます。
「転ばぬ先の杖」ってこのことなんだなあ、と病院を往復しながらかみしめています。
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