弟の部屋の洋服ダンスに突っ込んであった古いワードプロセッサー(略して「ワープロ」)。パソコンがまだまだ高い買い物だった頃、文書作成はもっぱらワープロでした。でも時代は変わり、もう役目は終えました。
手書きから印刷文字へ・ワープロ大活躍の時代
25年くらい前はまだまだワープロの時代でした。個人でコンピュータを買うなんて夢だった時代、「ウィンドウズ95」の発売で世界が変わる少し前のことです。
ワープロはプリンター内臓なのでこれ1台で仕事は完結、紙を差し込んですぐに印刷できる手軽さ。
ちょっとした書類もあざやかな印刷文字で作成できます。保存はフロッピーディスクの時代です。 なつかしいな(笑)。
そんな大活躍したワードプロセッサー、弟の部屋から2台出てきました。 ホコリを被ったまま15年、放置されていました。
↑シャープの「書院」シリーズ。1996年発売のWD-Y550。
リコーの「My Riport20」とシャープの「書院WD-Y550」の2台です。名前を聞いてなつかしく思われる方もいらしゃるかもしれません。
古いワープロの処分についての注意
処分するにあたり、気になる点がいくつかあります。
1・パソコンは「家電リサイクル対象」ですが、ワープロは?
2・パソコンのようにデータを消去しておく必要があるのか。
ワープロは家庭ゴミとして処分可能
パソコンのようにリサイクル法にそって料金を支払い、専門業者に引き取ってもらう必要はないようです。自治体のルールに従えば、家庭ゴミ(電化製品)として処分できます。
粗大ゴミか不燃ゴミか、チェックする必要があります。
電池が入っているものがあるので、そこは注意。ちゃんと電池を抜いてから処分する必要がありますね。
ワープロのデータ
機種によっては本体に文書保管できるものがあるそうです。(東芝の「Rupoルポ」シリーズなど)
フロッピーにしか保存できないものは本体にデータは残っていませんので、心配なし。そのまま粗大ゴミとして処分可能です。
ワープロ2台をチェックしてみた
データが残っているか一応電源を入れて確かめてみました。古いものなので電源が入るかどうかわかりませんでしたが、コードをつないでみると…
シャープ「書院」のほうはバッチリ初期画面が出ました。液晶は多少ムラがありますが、まだ使えそうです。試しに文章を打ってみるとかなりスピードは遅いですが、使えます。
データはすべてフロッピーに書き出す仕様のようで、本体に文書は残っていませんでした。
まだ使える、と知るとちょっと欲が出ました。「売れるかも?」と(笑)。
ネットで検索してみると、状態の良いものなら35000円くらいで販売されていました。1万円くらいで引き取ってもらえるかも?と、少し期待しました。が、査定を受けたり、梱包したりという手間ひまを考えると、やはり自分でさっさと処分したほうがよさそうです。
もう1つの「My Riport」のほうは…
液晶が一部破損しています。こちらはかなり初期のワープロ。3行ほどしか入力画面がありません。こんな原始的なものだったとは!
今日の成果
ワープロの歴史を学びました(笑)。ちょっとなつかしかったです。
2台とも弟のモノなので、いちおう彼の許可を取ってから処分します。
粗大ゴミとして清掃センターに持ち込むか、小型家電の無料回収を利用するか、になりそうです。
コメント
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コメント一覧 (1)
私はすでにパソコン世代だったので、全く使い方を知らず、何かの計算機かと思っていました(笑)
ノートパソコンより大きいのに、リサイクル法からは、対象外なんですね。
部品はmade in japanかもしれないので、せめて小型家電リサイクルで、資源リサイクルできたらいいけれど。
最近は家電量販店でも引取があったような気がします。