今年最後の金属回収のちらしが入っていました。
使っていない都市ガス仕様のガスストーブを2台処分したかったのですが、
結局保留しました。
母が「うん」と言わなかったからです。 

ロフトにしまい込まれていたガスストーブ

20151214_gasstove

これらのストーブ、1台は台所で、もう1台は弟が使っていました。
今、台所は石油ストーブですし、弟も結婚し家を出たので、
この2台はまったく使っていません。

1度、私の部屋で使おうとしたのですがやめました。
長期間使っていなかったのでガスの通りが悪く、
コックにつないでスイッチを入れてもすぐに点火しなかったのです。
シューッという空気音がかなり続き、こわくなってスイッチを切ってしまいました。
以来、使っていません。

ガス会社のサービスに頼めば、器具の点検はしてくれるのですが、
もう20年以上前の製品、充分働いてくれたと思います。

私は処分したかったのですが、母が「もったいない」と言い出したのです。
いつもならここで説得にかかる私ですが、今回はやめました。

友人をなくした母の心情


ひと月ほど前に、母の友人が亡くなりました。
母の田舎の幼なじみで、一緒に遊び、駆けまわった1つ年下の友人です。

先日、ようやくお線香をあげにお伺いできたのですが、
母はやはり寂しく悲しく思っていたのでしょう、少し泣いていました。
遺影に話しかけることができて、母の気持ちにも区切りがついたとは思いますが、
さみしさを埋めるにはもう少し時間がかかりそうです。
そんな状態の母に「いらないモノだから捨てろ」と強引には言えませんでした。

古びたストーブの思い出


サビが出たガスストーブですが、亡父は愛用していました。
弟もずっと使っていました。
家族が使ってきた痕跡、気配のようなものがまだストーブには感じられるのでしょう。

思い出の品を捨てても、思い出を捨てることにはならない。
そんなドライな言い分は今の母にはわかりづらいことなのでしょう。
「お父さんが買ったストーブ」は頑丈でずっと使える。
母はそう思っているかのようです。

母が「捨てよう」と言い出すまで、今しばらく置いておきます。

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